塾長メッセージ

「グリット・スクールに出会えてよかった」と、思っていただくために。

そして、子どもたちの本当の笑顔のために。

 

学力を上げ、大好きなことを究める

子どもが豊かな人生を送るために、「勉強して学力を上げ、希望の学校に進学してほしい」という願いと、「自分の大好きなことを究めて、強みにしてほしい」という2つの願いは、多くの保護者の方々がお持ちだと思います。

しかし、多くの子どもたちにとって、この「学力を上げる」ことと「自分の大好きなことを究める」ことの両立は、なかなか上手くいかないことのようです。

特に日本では、希望の学校に進学するためには必ず受験勉強が必要となり、大好きなことを続けることが難しくなっています。

では、どのようにしたら、子どもたちは「学力を上げ」、「自分の大好きなことを究める」ことができるのでしょうか?

 

1万時間の法則

1万時間の法則」とは、マルコム・グラッドウェル氏が著書『天才! 成功する人々の法則』の中で、「Ten Thousand hours is the magic numbers of greatness.」と記したことがきっかけとなって広まった成功の法則です。

グラッドウェル氏は、世の中で「天才」と呼ばれた偉人たちを調べたところ、彼らが生まれながらの天才ではなく、「1万時間ものトレーニングを積み重ねた」ことで天才と呼ばれる能力を身につけたといっています。

また、これとよく似た考え方は、アメリカ・フロリダ州立大学心理学部のアンダース・エリクソン教授も提唱しています。エリクソン教授は、「1万時間に及ぶ計画的訓練」をすれば、誰もが秀でた能力を身につけることができるとしました。

エリクソン教授が「1万時間に及ぶ計画的訓練」という考え方を提唱して以来、「計画的訓練とは何か?」「1万時間も継続するにはどうしたらいいか?」「どんな方法でもいいのか?」といった議論が起こりました。

 

才能よりも「Grit」

そこで近年、注目を集めているのが「Grit(グリット)」と呼ばれる心の動きです。「Grit」――やり抜く力、意志力、気骨、不屈の精神、などと訳される前向きで力強い言葉。

この「Grit」を詳しく調べるため、アメリカ・ペンシルベニア大学の心理学者アンジェラ・リー・ダックワース氏は、学童期の子どもを対象にした実験を行いました。「Grit」を測る質問を子どもたちに答えてもらい、スペリングを覚えたり、文章の読解力を高めたりするトレーニングを数カ月間行い、子どもたちの語学の成績がどう変化するかを調査したのです。

その結果、「Grit」のある子どもほど、熱意をもってトレーニングに参加し、うまく答えられなかったり、理解できずにつまずいたりしても、あきらめずに頑張る傾向が強いことがわかりました。また、測定された「Grit」と成績との関連も認められ、「Grit」のある子どもほどトレーニングを持続させ、それが成績向上につながったとしたのです。

 

Gritを育て、豊かな人生を送ってほしい

 このように、人が成功するためには、生まれ持った能力ではなく、「Grit」が大切であることが、さまざまな研究からわかってきました。

この「Grit=やり抜く力」を、日本の将来を担う多くの子どもたちに身に付けて欲しい。そして、将来それぞれの得意分野で成功し、豊かな人生を送ってほしい。これが私たちの想いであり、夢であり、使命であると考えています。

やり抜く力 GRIT(グリット)

―人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける 

アンジェラ・ダックワース (著), 神崎 朗子 (翻訳)

 

2016年9月に出版されました。

塾長プロフィール

竹内 英司(たけうち えいじ)

25年以上にわたる塾経営と塾講師の経験を経て、2013年3月グリット・スクールを設立。中学受験と高校受験の指導にとどまらず、プロジェクト学習・理科実験・野外学習などの指導経験も豊富。

 

1983年 刈谷高校卒業

1987年 名古屋工業大学工学部卒業、(株)リクルート入社

1991年 (株)リクルート退社、ネオスクールセイワ塾・副代表

2012年 ネオスクール・セイワ塾退社

2013年 グリット・スクール設立

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